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← 2008年06月 →- 【書籍/漫画】再び始めるBCL [2008/06/13]
1975年10月、ソニーからスカイセンサー5900というラジオが発売され、親にねだってそれを買ってもらい、それから数年間、BCL(海外放送聴取)にはまった。当時はナショナルのクーガや、東芝のTRY-Xなど、家電メーカー各社が競い合って短波ラジオを生産しており、それぞれお気に入りのラジオを所有するクラスメイトのBCL仲間たちが、受信した放送局を自慢し合うといったような、短波ラジオが熱い時代だった。
三才ムック「再び始めるBCL―世界のラジオを楽しむ!」は、そんな時代の記憶を持っている人たちに、とても懐かしい内容の本!
山田耕嗣、降臨!
まず冒頭に、あの山田耕嗣さんが登場!今ではすっかり仙人のような風貌になってしまった「BCLの神様」。当時BCLをやっていた中高生に、その名を知らぬ者はいない存在。
そして、その山田さんによる「心に残るアナウンサー10傑」というコーナー。山田さんほどになると、海外の日本語放送アナウンサーとも実際に会ったりしていたらしい。ラジオ・オーストラリア「カンガルー・ジョッキー」で人気を博した西里扶甬子さん、そしてハフ信子さんの、現在の写真も拝めます。今は亡きBBCジョン・ニューマンの項では、伝説のエイプリル・フールネタ「ビッグベンがデジタル化、解体した針をプレゼント」の資料も。スリランカSLBCの岡田陽子さんは、まるで女優のような美しさ。でも僕は、西里さんが好きでした。
前後するが、冒頭の山田さんによる記事の中で、最新型のラジオでは、シャープ製のラジオは中波の感度が最高にいいと書かれていた。これは当ブログの記事「ラジオをMP3で録音」のまとめで触れた内容(ミュージックキャリーのAMラジオは感度がいい)を裏付ける、専門家によるコメント。
RAEの想い出
ベリカードやペナントのカラーグラビアも感動もの。その中に、RAE(ラジオ・アルゼンチン)のカードも載っているが、これにはほろ苦い思い出が。
地球の裏側から放送されていた、RAEの日本語放送は、当時のBCLにとって最大の難関であり、実際に聞いた人も周囲にほとんどいなかった。ところがある日、(たぶん日本語放送ではなかったが)RAEらしき放送を9.690MHzで受信。興奮しつつ録音したテープから聞き起こして、受信報告書を書いた。ほとんどトークは聞き取れないので番組で流れた音楽のデータは重要だったが、その時流れた「コンドルは飛んでゆく」の原題がわからず、「Condor is flying」とかなんとか書いた記憶がある。
苦労の末書き上げた受信報告書を送ると、しばらく経って、アルゼンチンから郵便が届いた!……しかしその封筒に、肝心のベリカードは同封されていなかった。先方の手違いか、こちらの報告書がカードを発行するに足る内容ではなかったか。……理由はわからないが、BCLとしてとても悲しい出来事だった。
それとは関係ないけど、その難局・RAEをネタにしたイラストを専門誌月刊「短波」に投稿したら、お便りコーナーで採用されて掲載誌を送ってもらったことがある。
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